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■ トップページ ■ 久遠堂だより ■ 正行寺紹介 　　勧請の諸仏諸尊 　　年中行事案内 　　仮想写真館 ■ 永代供養案内 ■ 交通案内 ■ リンク ■ お問い合わせ	当山は日蓮宗の寺院ですが、その日蓮宗では宗祖（しゅうそ）日蓮（にちれん）大聖人（だいしょうにん）が定めた曼荼羅（まんだら）を以（もっ）て本尊（ほんぞん）と定めています。 　当山本堂の内陣（ないじん）（左写真）は、この曼荼羅本尊に則（のっと）り、日蓮大聖人を中心として周囲に諸仏諸尊を配置。立体曼荼羅の小宇宙を構成しています。 （写真上にマウスのカーソルを乗せると、諸仏諸尊の名が表示されます） ▲このページの先頭へ 　鎌倉時代の貞応（じょうおう）元年（1222年）、房州小湊（ぼうしゅうこみなと）（現千葉県鴨川市）に漁師の子として生まれた善日麿（ぜんにちまろ）少年は、清澄寺（せいちょうじ）にて出家（しゅっけ）。その後、比叡山（ひえいざん）、高野山（こうやさん）への遊学（ゆがく）の中で『法華経（ほけきょう）』を最も尊い経典と仰（あお）ぐに至って自ら「日蓮」と号し、建長五年（西暦1253年）4月28日、清澄山（きよすみさん）の旭ヶ森（あさひがもり）へと登り、遙（はる）か太平洋の水平線から昇る朝日に向かって「南無妙法蓮華経（なむみょうほうれんげきょう）」の御題目（おだいもく）を初めて唱（とな）え、この世の浄土実現を誓願（せいがん）、日蓮宗を立教開宗（りっきょうかいしゅう）されました。 ▲このページの先頭へ 　普賢菩薩（ふげんぼさつ）は梵語（ぼんご）（サンスクリット語）で「サマンタ・バダラ（समन्तभद्र）」と言い、世界に普（あまね）く現れ仏の慈悲と理知を顕（あらわ）して人々を救う賢者（けんじゃ）とされる所から、日本では原語を意訳して「普賢菩薩」と呼んでいます。 　普賢菩薩は、六牙（りくが）の白象（びゃくぞう）の背中の蓮華座（れんげざ）に結跏（けっか）趺坐（ふざ）して合掌（がっしょう）したり、宝剣、五鈷鈴（ごこれい）、五鈷杵（しょ）、如意（にょい）宝珠（ほうじゅ）、蓮華、経典を持つ等、その姿は様々です。（当山の像は両手で蓮華の茎（くき）を持っています） ▲このページの先頭へ 　文殊（もんじゅ）菩薩は梵語（サンスクリット語）で「マンジュシュリー（मञ्जुश्री）」又は「マンジュゴーシャ（मञ्जुघोष）」と言い、日本では「文殊（もんじゅ）師利（しり）菩薩」、略して「文殊菩薩」と呼ばれています。又、原語を意訳して「妙吉祥（みょうきちじょう）菩薩」、「妙徳菩薩」、「妙首菩薩」等とも呼ばれます。 　文殊菩薩は、獅子の背中の蓮華座（れんげざ）に結跏趺坐（けっかふざ）し、右手に智慧（ちえ）を象徴する利剣（宝剣）、左手に経典を乗せた青蓮華を持ち、「智慧の仏様」として尊崇（そんすう）されています。（当山の像は右手は欠損、左手には経典を持っており、普賢菩薩と共に日蓮大聖人と三尊を構成しています） ▲このページの先頭へ 　不動明王（みょうおう）は梵語（サンスクリット語）で「アチャラ・ナータ（अचलनाथ）」（動かざる守護者）と言い、密教の教主・大日如来（だいにちにょらい）の化身（けしん）とされ、密教特有の尊格である五大明王の主尊でもあります。又、目黒不動・高幡（たかはた）不動などでも知られる様に、古くから人々の信仰対象とされてきました。 　不動明王は、元来、密教特有の仏尊ですが、天台宗の比叡山（ひえいざん）、真言宗（しんごんしゅう）の高野山（こうやさん）に遊学（ゆがく）経験のあった日蓮大聖人が曼荼羅本尊に愛染（あいぜん）明王と共に取り込んだ事から、日蓮宗の寺院の中には当山の様（よう）に祀（まつ）っている所もあります。 ▲このページの先頭へ 　愛染明王（あいぜんみょうおう）は梵語（サンスクリット語）で「ラーガ・ラージャ（रागराज）」（赤い王）と言い、人間の本能である煩悩（ぼんのう）と愛欲を向上心に変えて仏道を歩（あゆ）ませる功徳（くどく）があります。又、三眼六臂（さんがんろっぴ）（三つの目と六本の腕）の異形（いぎょう）でありながら、恋愛・縁結び・家庭円満を司（つかさど）る所から、古くより人々の信仰対象とされてきました。 　愛染明王は、不動明王と共に日蓮大聖人が曼荼羅本尊に取り込んだ密教特有の仏尊ですが、「生死（しょうじ）即（そく）涅槃（ねはん）」を表（あらわ）す不動明王に対して、「煩悩即菩提（ぼだい）」を表すとされています。 ▲このページの先頭へ 　毘沙門天（びしゃもんてん）は梵語（サンスクリット語）で「ヴァイシュラヴァナ（वैश्रवण）」（よく聞く所の者）と言い、日本では原語を意訳して「多聞天（たもんてん）」と呼んで、持国天（東方）・広目天（西方）・増長天（南方）と共に四天王を構成、仏教世界の北方を守護する守護神の一人に数えられています。 　又、四天王とは別に単独で祀（まつ）られる際には、原語の音に近い「毘沙門天」と呼ばれ、戦国時代、甲斐の武田信玄の最大の好敵手として、信州川中島で死闘を繰り広げた越後の上杉謙信が篤（あつ）く信仰していた事でも有名です。 ▲このページの先頭へ 　七面大明神（しちめんだいみょうじん）は、吉祥天（きちじょうてん）、弁才天（べんざいてん）、或（ある）いは『法華経提婆達多品（だいばだったほん）第十二』に登場する龍女（りゅうにょ）の化身（けしん）と言われる末法（まっぽう）総（そう）鎮守（ちんじゅ）、法華経の守護神です。 　伝説によると、身延山（みのぶさん）に足繁（あししげ）く通（かよ）って日蓮大聖人の説法（せっぽう）を聴いていた若い美女がおり、皆が不思議に思っていたので、大聖人が「姿を現（あらわ）しなさい」と水を掛けた所、たちまち龍体に変身。「私は西に住み身延山を守護している龍神。大聖人の法話を聞いて悟（さと）りを得（え）、この場に姿を顕（あら）わす事が出来ました。以後は法華経信者を末永く守護します」と言い残し、隣の七面山（しちめんざん）へと消えて行ったそうです。 　爾来（じらい）、身延山、ひいては法華経を信仰する者の護法善神として篤く信仰されるようになり、当山に於いても境内（けいだい）の七面堂にお祀りしています。 ▲このページの先頭へ 　大黒天は梵語（サンスクリット語）で「マハー・カーラ（महाकाल）」（大いなる闇黒（あんこく））と言い、世界を破壊するヒンドゥー教の神でしたが、後（のち）に仏教に取り込まれ護法善神となりました。 　日本では原語を意訳した「大黒天」、又は「摩訶（まか）迦羅（から）天」と呼び、元来（がんらい）は青黒い身体（からだ）に憤怒（ふんぬ）相、複数本の腕を持つ異形（いぎょう）の姿でしたが、その名「大黒」が「大国」に通ずる所から神道（しんとう）の大国主神（おおくにぬしのかみ）と習合、写真の様な姿となり、寿福増進・除病延命・五穀（ごこく）豊穣（ほうじょう）・家運隆昌・子宝の神として信仰される様になりました。 ▲このページの先頭へ 　鬼子母神（きしもじん）は梵語（サンスクリット語）で「ハーリーティー（हारीती）」と言い、日本では「鬼子母神」、又は「訶梨帝母（かりていも）」と呼ばれ、安産・育児・厄除（やくよ）けの神様として篤（あつ）く信仰されています。 　鬼子母神は、500人とも千人とも1万人とも言われる多くの子供がいながら、他人の子供を捕（と）って食べていた鬼神（きじん）でしたが、お釈迦（しゃか）様が戒（いまし）めの為に最愛の子供を隠して子供を失う親の気持ちを悟（さと）らせ、以後、深く改心した鬼子母神は仏法（ぶっぽう）に帰依（きえ）し、法華経の守護神となりました。 ▲このページの先頭へ 　毘沙門天・鬼子母神と共に『法華経陀羅尼品（だらにほん）第二十六』に登場し、法華経を守護する天部の諸天善神で、藍婆（らんば）（ランバー　लंबा）、毘藍婆（びらんば）（ヴィランバー　विलम्ब）、曲歯（こくし）（クータ・ダンティー　कूटदन्ती）、華歯（けし）（プシュパ・ダンティー　जानें पुष्पदन्ती）、黒歯（こくし）（マクタ・ダンティー　मकुटदन्ती）、多髪（たはつ）（ケーシニー　केशिनी）、無厭足（むえんぞく）（ラークシャシャ・チャラー　लाक्षाक्षाचलचल）、持瓔珞（じようらく）（マーラー・ダーリー　मालाधारी）、皐諦（こうだい）（クンティー　कुंती）、奪一切衆生精気（だついっさいしゅじょうしょうげ）（サルヴァ・サットヴァ・オージョーハーリー　सर्वसत्त्वोजोहारी）の十人を指します。 ▲このページの先頭へ 　金剛力士（こんごうりきし）は梵語（サンスクリット語）で「ヴァジュラダラ　वज्रधर」（仏敵を退散させる武器「金剛（こんごう）杵（しょ）」を持つ者）と呼ばれる天部の護法善神（ごほうぜんしん）です。 　口を開いた阿形（あぎょう）の「那羅延堅固王（ならえんけんごおう）」（那羅延金剛、ナーラーヤナ　नारायण）と、口を結んだ吽形（うんぎょう）の「密迹金剛力士（みっしゃくこんごうりきし）」（密迹力士、グヒヤパーダ・ヴァジュラ　गुह्यपदवज्र）の二体一対で、一般には「仁王（におう）」（二王）の名で親しまれ、寺院山門の左右に配されています。 　 ▲このページの先頭へ 　当山に於いても、平成29年、山門を立て替えたのを機に、新たに二体一対の金剛力士像を奉安し、向かって右側の阿形像（上写真）を「理徳金剛（りとくこんごう）力士（りきし）」、左側の吽形像（左写真）を「智徳金剛（ちとくこんごう）力士（りきし）」と命名。仏敵邪神の類（たぐい）が当山境内（けいだい）に侵入しないよう、お守り頂いています。 ▲このページの先頭へ 　観世音（かんぜおん）菩薩は梵語（サンスクリット語）で「アヴァローキテーシュヴァラ　अवलोकितेश्वर」（遍（あまね）く自在に観（み）る事の出来る者）と言い、日本では「観世音菩薩」、略して「観音（かんのん）」、或（ある）いは「観自在（かんじざい）菩薩」と呼ばれ広く信仰されています。 　観音菩薩は「普門示現（ふもんじげん）」と言って、救済する相手に応じて様々な形体に化身（けしん）します。有名な所では、聖（しょう）観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪（にょいりん）観音、准胝（じゅんてい）観音、不空羂索（ふくうけんじゃく）観音等で、当山では、交通安全の観音様としてお祀（まつ）りしています。 ▲このページの先頭へ 　地蔵菩薩は梵語（サンスクリット語）で「クシィティ・ガルヴァ　क्षितिघर्भ」（大地の胎内（たいない））と言い、日本では原語を意訳して「地蔵菩薩」、「持地菩薩」、「妙憧（みょうしょう）菩薩」、「無辺心菩薩」等と呼ばれています。 　地蔵菩薩は他の菩薩が宝冠を戴（いただ）き、宝玉の首飾り等を身に纏（まと）った華やかな姿をしているのに対し、剃髪（ていはつ）した僧形（そうぎょう）で、左手に如意宝珠（にょいほうじゅ）、右手に錫杖（しゃくじょう）を持つ姿が一般的で、当山では、子宝と子安成就（こやすじょうじゅ）、水子供養のお地蔵様「子守（こもり）地蔵尊」としてお祀（まつ）りしています。 ▲このページの先頭へ 　『法華経序品（じょほん）第一』には八大龍王が登場しますが、龍王は梵語で「ナーガ・ラージャ　नागराज」（蛇の王）と言って天候を司（つかさど）り、怒ると旱魃（かんばつ）に、宥（なだ）められると、大地に雨の恵みをもたらすとされています。又、池や井戸、水汲（く）み場等には水神（すいじん）様が祀（まつ）られていますが、龍は水神様のお使い、あるいは、水神様そのもの共されています。 　当山境内（けいだい）からは甲府盆地の地下水が湧出（ゆうしゅつ）しており、その守り神として「妙應（みょうおう）龍王神」をお祀りしています。 ▲このページの先頭へ
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